こんにちは
三重県四日市市の楓和工業 工事部の城山です。
私は普段、ごみ焼却施設などの新設工事やメンテナンス工事を担当している為、基本は現場作業に出ています。
今回、久しぶりに工場で仕事をする機会があったので、その日の作業についてブログに書きたいと思います。
この日の作業内容は空気予熱器の組立作業です。
空気予熱器は楓和工業の主力製品でボイラーから出る排気ガスの熱交換などに使用する装置です。
※空気予熱器については過去にブログやSNSでも触れていますので詳しく知りたい方はそちらもご覧ください。
こちらが空気予熱器の本体部分です。
まだ伝熱管と呼ばれるパイプを取り付けておりません。
これから約400本もの伝熱管を取り付けていく空気予熱器の製作工程をお見せしたいと思います。
まずはチューブプレートと呼ばれる無数に穴の開いた板の歪を調整し、ゲージ管(寸法の基準になる伝熱管)を取り付けていきます。
ゲージ管の取付け後の写真です。
全体の約10%程度のパイプを取付けて寸法を調整し固定します。
ゲージ管の取付けが終わると天井クレーンなどを使って横向きに倒して、残りの伝熱管を下から順番に取り付けていきます。
こちらは伝熱管の拡官作業です。
伝熱管はチューブプレートの穴に挿入したパイプを専用の機械を使って拡管(コロ広げ)と言われる作業で取り付けていきます。
1本ずつ確実にパイプが広がっているかを確認しながら拡管していきます。
こちらは伝熱管の組立が完了した空気予熱器です。
この大きさで総重量は約5tonにもなります。
種類によって大きいものでは10ton以上になるものもあります。
この日は3台の空気予熱器をそれぞれ組立ており、私はゲージ管の組立を担当しました。
隣では伝熱管の取付けが終わった空気予熱器にケーシングやダクトを取付ける作をしていました。
ダクトの取付作業をしているSS君。
レバーブロックなどで調整してダクトを取り付けています。
図面通りにダクトは取りつけられており、溶接も綺麗に仕上がっていました。
この辺りで終業時間となりました。
この日も無事に一日の作業が終わりました。
5月も終わりに近づき、急に暑くなったり寒くなったりするので、風邪など体調を崩さないよう気をつけたいと思います。